コーチングで最も重要なメタ認知について
おはようございます。今日はメタ認知について。
皆さんはメタ認知という言葉をもちろんご存知だと思います。が、実際正しい意味で理解していますか?メタ認知とは、をプレゼンできる人はそんなにいないのではと思います。
コーチングで一番重要なこのメタ認知について、正しく理解して、自分の才能をふんだんに使えるようになってほしい、という願いを込めて、ここに記そうと思います。
「メタ認知」で調べてみるとこういった説明が出てきます。
**メタ認知とは「自分の認知活動を客観的にとらえる、つまり、自らの認知(考える・感じる・記憶する・判断するなど)を認知すること」**です。自分自身を超越した場所から客観的に見ることに加えて、自分自身をコントロールでき、冷静な判断や行動ができる能力までを含めて、メタ認知能力と呼ばれています。
つまりは、メタ認知というのは「何を認知しているかを認知している」状態ということになります。ちなみに「メタ」とは、「高い次元の」や「超越した」という意味で、学問や視点をその外側に立って見ることを意味します。
高次元から自分を見下ろして、自分はどういう状態か?を客観的に見れる状態であれば、メタ認知が良くできている、ということになりますね。
コーチングは究極のメタ認知ともよく言いますが、他者と自分を常に比べること、そして伴走して貰える環境に身を置くことが、まさに一番メタ認知を鍛えるために必要な要素になるわけです。
メタ認知能力を高めるとどんないいことがあるのか。
まずわかりやすいのが、冷静でいられますよね。悪い意味で感情的な意思決定をしなくなります。また、自分で認知できていることとできていないことをわかっているので、必要以上に悩んだり、行動のムラが激しくなったりしなくなります。
ただ実はメタ認知にも悪い面がありまして、これは僕の実体験としてありますが、メタ的な視点で物事を捉えすぎて、感情がないのでは?と周囲に思われます。人がついてこなくなったりとか、悩み事を相談してくれなくなったりとか、そういう「非人間的」な人として周りに思われるリスクは高くなります。
でもこれの解決策はめちゃくちゃ簡単で、相手がどう思っているか?という相手への認知を高めることです。ここでこういう発言をすれば相手はどう思うか、ここでこんな振る舞いをすれば相手にどんな印象を与えるか、これを想定しながら身の振りを決めることで、最小限に抑えられます。
で、ここからは普段のコーチングの話になりますが。
僕が「ジャーナル」というものをすごく大事にしているのはご存知だと思います。
この理由も「メタ認知」なんですね。
メタ認知能力を鍛えるためには、徹底的に自分と向き合わなければなりません。
どんな体調だとどんな気分になるのか
どんな考えをしてる時には筆が走るのか
どんな空気が苦手なのか
どんな時に恥ずかしさを感じるのか
どんな時に苛立ちを覚えるのか
こういったことをいちいち考えていくことがメタ認知につながります。
めちゃくちゃ重要なんです。若いうちにメタ認知を鍛えておくと、レバレッジが効きます。一度習得して仕舞えばそれを失うことはありません。歳取ってもずっと使えます。
どんな条件であれば自分のパフォーマンスが高くて、どんな条件であれば最悪のパフォーマンスになるのか、これを理解していればそりゃあ、自分の高いパフォーマンスを維持できるでしょうよ、と。
だから僕は口酸っぱく「ジャーナル」を推しているわけですね。
単純な振り返りなんです、ただその振り返りが何よりも重要で、自分の哲学とか状態とかに徹底的に向き合う姿勢を今のうちに身につけておくことができれば、メタ認知能力の向上による様々な恩恵を受け取れると思います。
コーチの役割は「あなたって今こういう状態ですよ」と伝えることです。
これも究極のメタ認知ですね。
より一層、メタ認知を鍛えるためにも「ジャーナル」に勤しんでもらえればと思います。
今日はこんな感じです。
今日も最高の1日にしましょう。
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