才能の種と発動条件、という考え方

今日は才能の種と条件設定のお話をします。

あまり聞き馴染みはないかも知れないけど、ちゃんと説明すれば理解はしやすいかと。

まず前提、才能ってのは「生まれ持った特別な能力」ではなくて「あなたの中で秀でている部分」のことを指します。だから他人と比較してはいけません。これは自分の中のパロメータの話です。

わかりやすいように例を出しますね。

国数英理社の5教科で僕の成績は、社会以外は60点くらいでした。でも社会は80点くらい取れました。僕のパロメータの中では社会の才能の種があるのはわかりますよね。

でもクラスには頭のいい人がいて、僕の知り合いの脇本くんなんて国語数学英語社会はどれも80点以上で理科は95点も取れてました。これを目の当たりにすると「俺には勉強の才能がない」と思ってしまいます。

これがよくある「才能を才能として認知できない」パターンです。

この場合、僕にとっての才能の種と脇本くんの才能の種を比べてはいけないんです。

なぜなら脇本くんの中では80点が普通で95点が才能の種。

僕の中では60点が普通で80点は才能の種。

脇本くんは理科の才能の種があって、僕は社会の才能の種がある、というふうに捉えましょう。

これが誰でもできる才能の見つけ方です。

これはまだ「才能の種」なので、はっきりと他者に評価されるレベルの才能にはなりきっていないけど、自分のパロメータの中では秀でているなって部分です。

まずはこれを見つけましょう。ここからがスタートです。

この才能の種が見つかれば、次は才能の発動条件を見ていきます。

発動条件ってのは、その才能の種が評価されやすい環境、発揮されやすい環境のことです。

これも例を出します。

僕のパロメータの中では社会が秀でています。

調子のいい時の社会のテストは「人物」の登場が多かったです。

でも調子悪い時のテストでは「出来事」の登場回数が多かったんですよね。

つまり同じ才能の種でも「評価されるポイント」によって上手く発揮できる場面とできない場面が出てくるんですよ。じゃあこれを深掘りしていくと、僕は「ストーリー」が得意であって、「単純記憶」はそんなに得意じゃないことがわかります。

もう少し掘り下げてみます。

ストーリーが得意な僕は、思い返すと確かに漫画とか無限に読んでいたしそこの登場人物や名言などは覚えていました。でも既存の教科書では断片的な知識しか紹介されないので、なかなかわかりにくいんですよね。

井伊直弼という名前は覚えられるけど、「安政の大獄」というワードが出てこない、みたいな感じです。

じゃあこれってどうすればいいのか?

僕は解決策として「安政の大獄」という名前の由来について調べるようにしました。

すると、①その時代は「安政」という年号が使われていたこと

②井伊直弼が牢獄に人をぶち込みまくったこと。

この2つが由来となって「安政の大獄」というワードがつけられたと知りました。ストーリーで理解するのが得意な僕はこうなると勝ちです。このやり方でどんどん社会の点数を伸ばしていきました。

つまり得意なフィールドに持ち込んだわけですね。

自分の才能の種を見つけ出して、それを深掘りして、うまく使えてるシチュエーションとそうじゃないシチュエーションを割り出してみて、抽象化してみる。

そうすると自分の才能がうまく発揮される場面を言語化できるようになる。

言語化できれば、その環境選びに時間をかける。

全てのことにおいて環境選びは重要なんですが、闇雲に環境を選んでも堂々巡りになるだけです。

まとめると

・自分のパロメータで秀でている部分を探す(才能の種)

・それがうまく発動された時、そうじゃない時を炙り出す

・うまく発動される環境を選ぶ

これをするだけであなたの才能は開花します。

まずは他人と比べずに「自分の中で」探すようにしましょう。

そうして初めて「周りに勝つためには」という段階に入っていきます。

脇本くんを上回る成績を出すためには、という話ですね。

これはまた段階が進めば続きを話そうかと思います。

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